「らじる☆らじる」でFM放送を録音

昨年秋、NHK交響楽団パーヴォ・ヤルヴィが首席指揮者になってから、FM放送を再び聞くようになった。
NHK-FMの生放送をどう録音しようかと悩んでいた。FMチューナーを買い替えたいし、今さらMDディスクに録音じゃ、近い将来聞けなくなるし、ビデオデッキに音声だけ録るのは効率が悪い。

そこでパソコンで録ることにした。NHK-FMでインターネットを使ったIPサイマル放送らじる☆らじる」をハードディスクに記録すればいい。

ツールを探したら、これも無料であった。Apowersoftのオンライン音声録音フリーソフトで、mp3データ化できる。操作はスタートと停止だけなので、超シンプル。そのぶん細かい調整はできないが、操作を間違えにくくていい。間違えると取り損なって悔やむことになる。

録音したMP3データは、普通のファイルと同様にコピーもリネームもできるので、整理が楽だ。

パソコンでFM放送をエアチェック、今はエアチェックと言わないのだろうけど、録音時間を気にしなくていいのは便利だ。ファイルを分割したりトリミングで編集もできる。それにテープやディスクが増えないので、管理もスペース的にも有利。

なにより音がいい。FM特有のノイズがないし、アンテナ角がずれたときのマルチパスが理論的に発生しない。家庭内の電源ラインに乗ってくるパルス性のノイズも発生しない。厳密に言えば、「らじる☆らじる」の転送レートは128bpsとハイレゾファイルよりもうんと低いし、8.2kHz以上の高周波数はカットされているので、CDのスペックにも及ばないけれど、これがFMの音と思えないほどクリアーだ。

機材を並べて比較試聴したわけではないが、おそらく高級FMチューナーでDAT録音したものより、「らじる☆らじる」をApowersoftのツールで録音したほうが音がいい。途中の余計な経路が省略できて、デジタル処理できる強みだろう。これらが無料で使えるのはありがたいので、その予算でサウンドカードを購入した。

ひとつ問題は、タイマー設定がないのでパソコンの前にいないと録音できないこと。有料のソフトを使えば留守録もできる。

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