PCサウンドカードSE-90PCI R2で音質向上

PCのサウンドカードを高音質タイプへ更新した。

オンキョー SE-90PCI R2
発売は2013年7月だが、RCA出力でオーディオメーカー製はこれしかない。
ニチコンのオーディオ用コンデンサと随所にシールド処理
オーディオメーカーらしく、基盤の真ん中に銅ブースのアース極

ミニジャックではなくRCA金メッキプラグなので、オーディオ用の太いケーブルも接続できる。
右の■は、24bit/192kHz 光デジタル出力

PCのバススロットはPCI Expressなので接続できない

PCI から PCI Express変換
玄人志向 PCI-PCIEX1

PC筐体内では高周波ノイズが飛び交っているので、他の干渉を受けないようなるべく離す

ビデオカードサウンドカードの間に白い封筒
ヘソクリではなく、アルミ箔を入れてシールド効果をねらう

費用はサウンドボードPCI変換ボードで計1万円ほど。
オーディオFMチューナーの予算が浮いたので、手ごろな良い買い物だった。
今まではダウンロードしたハイレゾファイルを、USBメモリへ移し替えてDAコンバータ経由でアンプへつないでいたが、これでPCから直接アンプへアナログ信号を流せる。
これでPCがオーディオ機器になった。去年購入したSACDプレーヤーより音の輪郭が明瞭でクッキリしている。ボリュームを上げてもうるさく感じず、ズームして覗き込んでいるような感じがする。

従来はPCのマザーボードにあるステレオミニジャックからアンプへつないでいた。やはり価格だけの価値はあって、音の鮮度が違う。アンプと二本のスピーカーは何も変えていないが、手前と奥の距離感が加わった。バッハのカンタータでは、収録したホールの残響がはっきり聞き取れる。そしてノイズが減った。通常よりやや大きめの音量で、スピーカーに耳を近づけてもノイズは聞こえない。機材そのもののS/Nの良さに加えて、アルミ箔入りの白い封筒でシールドしたのが良かったのか。

音のレンジが広がり、しなやかさと力強さが加わった。PCでのCD再生も俄然良くなった。マーラーの第二交響曲で、大きな音でも飽和感がなく、空間の天井・左右・奥行が広くなった感じ。第五楽章でステージの外から鳴るバンダの空気感がよく出ている。弱音部でも第三楽章のピツィカートがクッキリと聞こえる。HDDビデオのアナログ音声出力と比べると、明らかにPCの方がいい。ただ、HDDビデオからディスクを焼いて、それをPCで再生する手間はかかるけど。

SE-90PCIの真価はアナログ出力の品質の高さにある - IT Media

他社からステレオミニプラグのサウンドボードは出ているが、RCA出力の製品は価格が高い。
この価格で新型モデルが出たら、すぐにでも欲しい。
[ width="480"]
2015年12月に約7000円で購入したのが、なぜか値上がりしている。
くれぐれもPCIバスだということを認識してください。

日本最大の取引量!ビットコイン先物ならビットバンクトレード